鍋島翁の爺通信

白秋 – 人生稔の秋です

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反戦活動と対話

世の中の一般人で、戦争を受け入れる人はいるのだろうか。どれだけの不幸をもたらすかは、これまでの歴史から学んでいるはずである。今、ロシアで反戦活動が疑われた人が数千人収容されているという。どれくらい確実な情報かわからないが。悲惨な現状を訴えて、どうして悪いのだろうか。戦争は、どちらも悪い。被害者は一般市民であり、誰も英雄の存在を称えたりしない。

 私の仕事である精神科診療の話題に転じるが、病気で苦しんでいる人は訴える力がなくなり、沈黙する方が多い。言語化できないのである。辛いことを身近な人に表現できなくて、クリニックや診療所を訪れます。その話に耳を傾けるのが仕事。やっと、聞いてくれる人に出会ったという安堵感に患者さんは涙します。聞くことが私の仕事。正しいとか誤っているとか、ではなくて、ただひたすら聞くことが仕事。ある程度をストーリーが理解できると、私は対話を始めます。「そうだったのですね」約50分くらいの時間しか、診療場面では困難ですが。大学の組織に勤務していましたが、何も聞かずに、決断して、相手を落とし込める体験を何度か体験したことがあるので、自分の辛い体験から、まずはどんな状況に置かれているのか、しっかり聞くことから始めます。


 悩んでいる方は、自ら語ることで、体や心も緩んでいきます。その治療の原点は、別に病院に限らず、様々な場面にも共通しているでしょう。そういうプロセスを得ないで、強制的に相手にダメージを与えている方がこの世に本当に多いですね。自分が一番優れているかのような錯覚に陥っている方です。大変、困ります。


 今日は、犯罪被害者支援NPO団体「佐賀VOISS」の総会があります。今年4月から、理事として復帰しました。一度は理事長として、この団体を引っ張ってきたのですが、ある事情から、脱会せざるを得なかったのです。トラウマですね。しかし、皆さんのご理解が得られて、再び活動再開。

また、昼間は、佐賀県いじめ問題対策連絡協議会も委員として出席します。最近は、こどものいじめだけではなく、大人のいじめも増えています。


 最近、つくづく感じます。特に新型コロナ感染症の問題が生じてから、対話する機会が減ってきたような気がします。また、理解できない事件が多すぎます。私が住んでいた近くの波多江の事件も全く理解できません。新型コロナ感染症あるいはワクチンで脳にダメージを与えたのでしょうか?

 戦争が遷延化する中で、一人の日本人として、この問題が平穏に解決するように祈るばかりです。


The World Health Organization has identified ‘priority’ contagious diseases that are likely to cause the next ‘even deadlier’ pandemic due to their ability to spread and total lack of countermeasures. 





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