鍋島翁の爺通信

白秋 – 人生稔の秋です

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エンビィな感情~ハラスメントといじめの背景に~

ハラスメントで悩む方々がクリニックを受診される。学生の場合、いじめというワードで表現されていますね。その背景には、エンビィな感情が絡んでいるような印象を受けます。つまり、いじめを受ける側には、ある種の才能があります。行う側には、エンビィか感情を抱いて可能性が高いようです。受ける側には、周囲より、目立っているか、周囲の人々ができないので、あいつを落とし込めようという考えが生まれてきます。みんな自分が一番でありたいのでしょうか?この現象は、小さな関係だけではなく、国家間も同様でしょう。俺が一番だと思いこんだら、徹底的に、相手を攻撃することで、エンビィな感情を処理しようとするんですね。
 ところで、エンビィな感情というのは、端的に述べると、嫉妬です。Aさんがすごくきれいで、みんなの注目の的であったとしましょう。そのAさんが気にいらない人が周辺にみられるようになります。その人は、仲間を作って、攻撃的な仕打ちをするようになっていくのです。情けない話ですが。とりわけ、差異性を認めない文化が大きく占める日本では、一般的な現象です。しかし、日本に限らず、戦争が生じるような事態に発展する国際社会でも、エンビィな感情に侵されてしまっているようですね。気づいていれば、よいのですが、、、なかなか、相手が降参するまでは、学校では退学するまでは、社会では退職するまでは、攻撃を受けることになります。残念です。大したことでもないのに、恨みの感情が生じるのでしょうね。
 やはり、修行が大切かなあ。自分の愚かさに気づいて、多くの体験を得て、自分を磨く必要がありそうですね。

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